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地熱発電のメリットとデメリット (2)

 世界でも有数の火山国で、地熱発電に関して世界的に優位な

技術を持ちながら、なぜ少量の発電量にとどまっているのかを探

ってみました。地熱発電のメリットとデメリット(課題)を列記

してみます。

 (地熱発電のメリット)

1)CO2の発生量が火力発電に比較して20分の1と小さい。
2)太陽光発電や風力発電に比べ1年中安定したエネルギーを
  生み出すことができる。
3)長時間地下熱源からの蒸気噴出がなされれば、発電単価は
  一般火力並みかそれ以下まで低減する。

(地熱発電のデメリット)

1)地下熱源調査から地熱発電所の運転開始までの期間が長く
  (15~20年)探査、開発に多大な費用がかかる。
2)熱源が国立公園内にあることが多いため規制が多い。思うよ
  ような開発が困難。
3)汲み上げによって温泉資源が減少したり枯渇する。→周囲の
  温泉旅館からの反対活動がある。
4)汲み上げまたは不用水の還元(地下への戻し)により崖崩れ
  の発生
5)地震:汲み上げ、不用水の還元によって地震が誘発される。
     (大きな地震ではないが)
6)毒性のある(硫化水素)気化性物質によって大気が汚染され
  る。
7)毒性のある気化性物質、固形物質によって大地が汚染される
8)人工構築物及び白煙によって景観が損なわれる。

 これらを引き起こす要因は主として、(1)熱水の汲み上げ
(2)不用水の還元(3)熱水、蒸気に含まれる毒性、(4)施設構築自体の4つである。

 地熱発電の事業化を急ぐあまり、現実に上記に示した影響が日

本に限らず発生している。また現在実用化されている地熱発電で

は地下の熱水を利用しているが、これはその地点毎に水量が限ら

れているのでいつか枯渇する。地熱発電を続ける限り、次々に新

しい坑井を掘削し続けていくのが避けられないという課題もある

 日本国内での地熱の理論的埋蔵量である『賦存量』は約330

0万kw(世界第3位)で、地形や法規制当の制約条件を考慮し

た導入ポテンシャルは約1,420万kwで、経済的要素も考慮

すると108~518万kwと環境省では試算している。

 それでは先程に述べたデメリットを打開する方策はないので

しょうか?

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